リチウムイオン電池向け射出成形 PFA
リチウムイオン電池業界では、製造工程における樹脂部品の採用が急速に拡大しています。現在の軽自動車向け電池に使用されている樹脂素材の割合は、10 年前と比較して 5 割以上増加しています。電解質(高分子電解質)から外装ケースまで、全体を樹脂系素材で構成した電池も登場しています。これは金属に比べ樹脂が極めて軽量であることが大きな要因であり、高分子電解質に樹脂を活用することで電解質の効率向上も実現できます。
市販のリチウムイオン電池にも多数の樹脂部品が使用されており、セパレーター、ガスケット、外装部材などが代表的です。樹脂は優れた衝撃吸収性を備え、わずかな衝撃から電池セル本体を保護し損傷を防ぎます。また Everflon PFA・PPSU などの樹脂は耐熱性・耐食性・電気絶縁性に優れ、短絡や急激な破損を効果的に抑止します。現在ガスケットの素材は金属から樹脂へと大きく移行しています。
Everflon フッ素樹脂(PFA)は高い耐熱性・耐薬品性を備え、0.012 インチの極薄肉成形にも対応可能なため、ガスケット素材に最適です。さらに樹脂部品は電池の製造コスト削減にも貢献し、今後電池内の大半の金属部品を置き換える可能性が高まっています。